浮気・不倫調査の費用の相場
「探偵に相談してみよう」と思った時に最初に気になるのがやはり
費用はいくらぐらいかかるのか
だと思います。
もったいぶっても仕方がないので、まず金額を書きます。
私は3社の探偵や興信所に話を聞きに行ったのですが、3社いずれも
40万円～60万円
ほどの見積もりでした。
ただし、この金額には前提があります。
成果が出なくても費用は発生するのか
私が話を聞いた3社すべて
成果が出なくても費用は発生する
とのことでした。
例えば、
「今日、妻は12時頃に外出するはずだ。
行き先が怪しいので、調査してください」
と依頼したとします。
すると、探偵は妻本人にバレないように家の前で張り込みをします。
探偵はプロなので、複数名体制で家（一戸建て）のドアから目を離すことはありません。
しかし、8時間が経過し夜になっても、家のドアが開くことは結局無く、妻が出かけることがなかったとしましょう。
張り込みをしてもらった結果、何も成果、つまり、浮気や不倫の証拠を取れなかったということです。
この場合、費用はどうなるのか。
依頼する側にしてみれば、酷なことなのですが、
残念ながらこういうケースでも費用は発生します。
探偵からしてみると
人を数時間きちんと張ってやるべきことをやった
ということです。
また、探偵は依頼者からの事前情報を頼りに動きます。
「3月4日の10時頃に出かけていくはずだ」
という情報を頼りに動くので、調査が空振りに終わったとしてもそれは探偵のせいではなく、依頼者の事前情報のせいです。
依頼者の事前情報が甘かったがゆえに、成果が出なかったのなら、そこに人を張った探偵に瑕疵はないことになるので、費用を請求されるのは理にかなっていますね。
探偵の費用の払い方
これは、話を聞いた3社とも
全額前払い
でした。
50万円なら50万円を一括で振り込んでください、とそういうことでした。
成果が出なくても費用は払わないといけない
と上には書きましたが、より正確には
費用は先に払い込んでしまっているため、
成果が出なくてもお金は戻ってこない
ということですね。
探偵の費用の決まり方
これは私が話を聞いた3社すべて共通でした。
探偵の費用は
稼働した人員数 × 時間
で決まります。
「時間」と言っても1時間単位で依頼できるわけではありません。
会社にもよりますが「4時間」とか「6時間」とかで1単位になっていてその単位ずつ依頼するのが基本です。
また、この時間は張り込みを開始したらカウントされます。
尾行する相手が現れる時間や家を出る時間が明確にわかっていればいいですが、多くの場合そうではないと思います。
「きっと正午頃に出かけるはずだ」という事前の読みがあったとしましょう。
「じゃあその15分前の11:45から張り込んでもらおう」って思いますか。
私はそうは思えませんでした。
なぜなら、上に書いた通り、
成果が出なくてもお金は払わないといけないのです
その日、たまたまこちらの読みよりもちょっと早く11:30に出かけていってしまったとします。
その後、11:45から張り込んでもらったら完全に空振りですよね。
お金は払わないといけないのだとすると、空振りはなんとしてでも避けないといけません。
とすると「正午頃出かけるはずだ」という読みがあった場合、
遅くとも11時からは張り込んでもらおうとするのが自然だろうと思います。
なんなら10時台からとかでもいいかもしれません。
とすると、仮に1単位が4時間の探偵だった場合、その1単位で調査が完了することはまずありません。
どこの探偵社に行っても
「6時間」ないしは「8時間」は最低でも依頼するよう求められるでしょう。
また、細かいことかもしれませんが、
探偵によってはこの時間に「事務所を出発してから調査場所に到着するまでの移動時間」を含むところがあります。
この移動時間には依頼者にとっては何ら価値がないため、この点は要注意だと思います。
また、人数も「尾行して証拠を写真に押さえるだけなら一人でいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、私が話を聞いた3社の中で「1名でもできます」と言ったところは1社もありませんでした。
最低でも2名、探偵社によっては3名でやらせてください
とのことでした。
1名だと、相手が人混みに紛れてしまった場合、見失うおそれが複数名に比べると大幅に上がってしまいます。
だって、その人が見失ったら終わりですから。
探偵がいくら訓練されたプロだと言っても、人間である以上、
「絶対に見失うことはありません」
とは言えませんよね。
しかし、2名、3名とすればそのリスクは大幅に低減できます。
「1名でお願いします」は無理難題だと理解した方がいいでしょう。
